「宮さん(宮崎駿氏)はね、作品を作って、公開のタイミングで見てもらうことができれば、その後には何も残らなくていいって人なんです。その分、劇場公開の品質に全力投球でこだわる。ナウシカの時なんて、配給用のプリントを完成したマスターから直接作れという。そんなことしたら、せっかくのマスターが傷だらけになるんだけど、宮さんは映画フィルムなら傷が付くのは当たり前。それより作り上げたマスターにもっとも近い映像を配給したいという気持ちが強かった」
「そして公開が終わると過去の作品のことは振り返らずに、次の作品へと取り組み始める。公開が終わった時点で、宮さんの中ではその作品は完全に終わってしまう。すべて終わった後、ナウシカの撮影ネガフィルムを“全部燃やせ”と言われた時は、どうやってそれを止めさせようかと本気で悩みました。そんな宮さんだから、DVDで自分の過去の作品が販売されるということに、全く興味がないんですよ。作品は時代背景とともに作られる面もあるので、今の時代に見てもらうのは新しい作品の方がいいという気持ちなのです」と鈴木氏。
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1 month ago